優勝は“ワサビジンジャー” NJ出身の女性、日本人の祖母からの影響


 ポテトチップス「Lay’s」を手掛けるフリトレー社が行ったDo Us a Flavorコンテストの結果、ワサビジンジャーフレーバーが新たに同社のポテトチップスラインナップに加わることとなった。
 イギリスで始まったこのコンテストは、アメリカを含め15カ国で毎年開催されている。アメリカでは2回目の実施となった今年の決勝戦には、ワサビジンジャーフレーバーの他、コーヒー、マンゴーサルサ、マカロニチーズのフレーバーが選出された。これら4つのチップスは7月から店頭に並べられ、味見をしたファンがフェイスブックやツイッターを通して好みの味に投票するかたちで勝者が決められた。
 優勝したワサビジンジャーフレーバーを発案したニュージャージー州出身のメネコ・スパイナー・マクベスさんは、20日にニューヨーク市内で行われた発表会ディナーで優勝を伝えられ、彼女には100万ドル、または年間利益の一部分が賞金として贈られる。
 マクベスさんは「日本人の祖母から影響を受けこの味を思いついた」また「子どもの頃に、初めてワサビを食べることを許された時からワサビが大好き」と自身と日本食の関わりについて語った。
 フリトレー社の広報を担当するラン・クリッシュナン氏は、今年選ばれたフレーバーは国民のエスニックフレーバーに対する関心を表しているという見方をしている。「私が学生だった頃はメキシカン料理がエスニックだった」と振り返るクリッシュナン氏は、「今や多様性が求められる時代に突入している」とも述べた。