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ニューヨーク市警察(NYPD)がこのほど発表した統計資料によると、市で起きた殺人事件の件数が昨年より16%増加しているという。
2015年1月1日〜4月5日までに、昨年同時期より11人多い82人が殺人事件により死亡しており、発砲事件の負傷者数は昨年の248人から258人へと増加していた。殺人事件がもっとも多かった地域はブルックリン区のイーストニューヨークで、これまでに6人が犠牲となっている。また、市で起きた殺人事件のおよそ4分の1は、ブロンクス区で発生していた。一方で、殺人事件の数がもっとも少ないのはスタテン島で、マンハッタン区北部がこれに続く。
増加が見られる前の2月前半には、殺人事件が1件も発生しなかった日が12日間続いていた。NYPDの報道官スティーブン・デイビス氏によると、今年認知されている殺人のうち6件は、去年以前に起きた事件の被害者が今年に死亡したため今年の数に含まれただけで、実際の増加数は5人だけであると主張した。
市で起きた殺人事件のほとんどは非行集団や麻薬に関連するもので、今年は例年よりも家庭内暴力による殺人が増加しているという。
殺人および発砲事件の数は増加しているものの、市での犯罪全体の件数は10%減少している。
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