14日付のCBSニューヨークによると、マンハッタン区のセントラルパークでアライグマが急増していることを受け、ニューヨーク市は餌付けをしないよう人々に呼び掛けているという。
同公園内ではアライグマの目撃情報が増えており、最近は59丁目に20匹以上がすみ着いているのが発見された。
市公園局のリチャード・サイモン氏によると、アライグマは通行人などによって餌付けされている可能性があり、中には一緒にセルフィーを撮ろうとする観光客などもいるという。サイモン氏は、「かわいい動物だが、むやみに近付くのは危険。野生動物とはできるだけ距離を置くように」と注意を促す。また、野生のアライグマは狂犬病ウイルスを持っていることもあるため、「決して触れないこと」と付け加えた。
公園の利用者によると、ピザやパン、フライドポテトまで、アライグマは何でも食べるという。「餌をやらなければ餓死するのでは」と誤解し、食べ物を与える人もいるというが、同公園の職員は「野生の生態系を壊しかねない」とし、「エサを与えるのはやめて欲しい」と訴えている。
餌付けを禁じる法律はないが、公園が定める規則違反には当たるという。