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2008年01月01日

佐野瑞樹アナに聞く
BOUT NO .4

NYで出会った人達とストリートファイト"対談" !

ジョシュ・バーネット

 NYの朝の顔に佐野瑞樹フジテレビアナウンサーが加わり、早いものでもう2カ月。「め2ちゃイケてるッ!」「すぽると!」など人気バラエティのイメージが強い彼が安定を破棄し、自らの希望で選んだ転勤という道。彼はどんな思いでこの地来たのか。今どんな思いですごしているのか。そこにはイメージと少しだけ違った熱い、そしてイメージ通りの面白い、“佐野アナ”がいた。

NYに来てカレンダーを感じるように

佐野瑞樹


 - NYに着任されてはや2カ月。もう慣れられましたか。

 佐野 いや〜慣れてはいないですね、まだ。NYはすごく空気が乾燥してるんで、来たその日から咳が1カ月間止まらなくて。まあ、36年間住んでた所を離れて違う国に来てるので仕方がないことだとは思うんですが、結構大変でした。こんなに乾燥してるんじゃ、日本から来ているスポーツ選手も大変だなぁと感じています。


 - 今はもう止まりましたでしょうか? 咳。

 佐野 一回病院に行きました。でもまだ100%の状態で(ニュースも)しゃべれてないですね。もともと声がいいわけじゃないんですけど、加湿器を付けて寝たり、あめを頻繁になめたりしていますが、マスクは外ですると怪しまれるのでやめた方がいいと会社の人間に言われたりしました(笑)


 - (笑)銀行強盗とかに間違えられたとか。実際にNYに来られて、来る前と想像が違った事ってありましたか。いまだに慣れない事とか。

 佐野 こんなに(多様な)人種がいるとは思わなかったですね。(来る前は)アメリカ人ばっかりと思ってましたので。いまだに慣れない事はチップですね。結構バカにならないですよね。だって200ドルでご飯たべたら30ドル〜40ドル置かなきゃいけないんですよね。あれって義務なんですか?


 - サービスによってですけど基本置かなきゃいけないものらしいです。


佐野瑞樹

 佐野 でも地下鉄なんかで楽器を弾いてる人がいると入れたくなる時もあります。面白いですし。



 - 来たばかりで新鮮でとても楽しい時期ですね。

 佐野 はい。街歩いてても素朴な疑問がいっぱい出てきます。なんでこんなに寒いのにオープンカフェで震えながらコーヒーを飲んでいるんだろうとか。なんでこの時期に半袖一枚のおじさんが平気で歩いてるんだろう、とか。


 - 取材であれプライベートであれこの2カ月間でお気に入りのスポットとか出来ましたか?

 佐野 気に入ってるスポット!ん〜。う〜ん。特にありません(笑)あ、えっと横の道、ストリート!ですか。東からぱっと西にむかって見るとこう、街がすーっと落ちてまあるく見えるじゃないですか。あー地球って丸いんだなあって。まぁ、縦もいいんですけど(アベニューの事?)この横の道の(ストリートの事)感じがNYの街並だなっていう感じがします。


 - ではまだ行かれてない場所で、絶対行っておきたいところはありますか?

 佐野 ミュージカルもまだ観てないし、スポーツも全然観てない。野球もアメフトもバスケもまだなんですね。それをこれから一つ、一つ。あとはアイケア(IKEA)とミツワに行ってみたい(笑)みんなラーメン食べるらしいですね。山頭火の。


 - 先日の放送で英語がまだ苦手っておっしゃってましたが。

 佐野 苦手っていうか全く出来ないですね。少しは上達しようと思って学校にも行こうと思ってるんですが、思ったよりこの街は英語が出来なくても生きていけちゃうんですよね。デイリーサンもあるし。(笑)


 - スイマセン、というよりありがとうございます。


佐野瑞樹

 佐野 先日も(自宅の)ロビーまでベット屋さんが来てたんですよ。ちゃんと予約した時間に。でも僕の英語を聞いて帰ちゃった。あとで不動屋さんに聞いたらどうも僕が追い返したらしいんですよ。あらららららって。こんな調子です。


 - それでもご自身から転勤希望を出された理由は何でしょう。

 佐野 先週の日曜日で36(歳)になったんですけど、もし定年までアナウンス室というところにずっといるんだったらどういうアナウンサーになっていったらいいんだろうって考え出したんです。バラエティー番組でも30代までは使ってもらえるだろう、と。でもその後はどうするべきか考え始めたんです。妻も背中を押してくれたし、だったらちょっと海外で将来の事を考えつつ見聞を広めたい。
 まぁ、NYに来たからといって僕自身、劇的に人生観が変わるとかそういう風には思ってないんです。でも一つのきっかけとしてもしかしたら何か40代、50代、やりたい事のヒントが見つかるかもしれない。そう思ったんですね。まあリキんでもしょうがないんで毎日の生活や仕事の中で何か探せればいいかなと思うんですけれども。


 - ご自身の今までのキャリアの中で一番楽しかった仕事って何だったのでしょうか

 佐野 やっぱり「めちゃイケ!」です。楽しそうに見えても実は大変ですけどね。打ち合わせをきっちりやるし。もう全部決まってます。必ず何日か前にやって当日もやって。でも現場はすべて楽しいですね。


 - 「めちゃイケ!」といえば、岡村さんと佐野さんは同い年くらいですよね。

 佐野 いや、岡村さんは1つ上です。矢部さんが同い年。よゐこの2人とも同い年だし同世代ですね。みなさんテレビで観るイメージと同じカンジです。ずーーと12年間、あんなカンジです。


 - テレビを見る限り佐野さんは共演者の芸人の方にも愛されているというか、そのキャラクターを今後も続けてほしいと思っている視聴者の方も多いと思いますが。


佐野瑞樹

 佐野 そうですね。そこは変らないというか変えようがないと思います。結局、「OH! MYニューヨーク」にしてもやっぱり面白いか面白くないかで計られる事が多いのでそれはこっちに来ても一緒なんだな、っていうのは勉強になりました。それプラス何か武器を持てれば良いんですけど。


 - NYに来てご自身の中で何か変った事ってありますか。

 佐野 抽象的ですけど1日1日を大切にしなきゃいけないなって思うようになりましたね。やっぱりこっちに来て季節を、というかカレンダーをすごく感じるようになりました。ハロウィンがあるよとか、サンクスギビングってのがあるよとか、来た時期が良かったのかこの時期ってイベントラッシュですよね。
 日本では秋分の日だろうが体育の日だろうが特に何かするってことはなかったんです。ほとんど気にせずに過ごしてきました。でもこっちだと次はクリスマスシーズンと言われると今年はツリーを飾ってみようかなと思うようになったり。カウントダウンも行ってみようかなあとか。でも(タイムズスクエアのは)かなり待つんですよね?


 - いいいポジションだと、8時間くらい前から並んでますね。経験した事ありますけど死ぬ程寒かったです、8時間。

 佐野 うわっ、それは無理です。寒さに耐えられません。


 - 早いですね(笑)。アメリカの報道番組とか参考にされますか?

 佐野 勉強したいんですよ。男性2人だけで司会をやったり女性2人だけで司会をやったりする番組ありますよね。2人並んでるカタチで。同性の2人が交互でしゃべってる番組は日本にはない形式なんですよね。うちでいうと福井さんと牧原さんが並んで司会をするなんてありえないじゃないですか。それっておもしろいなと。


 - よく観られてますね。

 佐野 観てます、観てます。ただ、何言ってるのかはわからない(笑)


 - 最後に佐野さんにとってあこがれのアナウンサー像とは?

 佐野 うーーん、それがないから悩んでるんでしょうかね。でもなくてもいいと思ってるんです。アナウンサーという職業が成り立つのであれば誰も通ってない自分だけの道を、ってかっこいい事思ってるんです。とにかくニューヨークで頑張っていきます。新入りですが宜しくお願い致します!


インタビューを終えて

 テレビのイメージ通りとても気遣いをされる優しい方でした。インタビュー中にちょくちょく出てきたのは奥様の事。支えてもらっている事に対する感謝の言葉を聞く度にあぁ結婚っていいものなのかなと関係ない事に感心をしたりしました。個人的に聞きたかった『PRIDE』での実況中継の事、共演されている芸人さんの事、オフレコでは仕事を忘れる程、楽しいひとときをすごさせて頂きました。もうすでに佐野さんの顔を観て出勤する事が日課になっている人も多いニューヨークだと思います。佐野アナウンサーならではの新しい報道を伝えて頂けるでしょう。

佐野瑞樹


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