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其の一 建築編
by Kyoko Nomura »

2008年03月29日

エル・ファロ(老舗スペインレストラン)

老舗スペイン料理レストラン「エル・ファロ」。1927年、マンハッタン地区ウエストビレッジにオープンしてからニューヨークの歴史とともに歩んできた。「リトル・スペイン」として知られる同エリアには、オープン当時、スペインからの移民が多く居住し、彼ら移民にとって癒しの場所であった同店。80年間、同じ場所で変わらず、スペイン伝統の味を提供し続け、ニューヨーク市でもトップクラスの人気のあるレストランになった。
 80年の歴史の中では、本場スペイン料理の味を期待して、色々な著名人も訪れている。アメリカの小説家で詩人のジェイムズ・ボールドウィンは1960年頃、同店で料理を楽しみながら執筆作業をしていたという。また、英国出身のパンクロックバンド、セックス・ピストルズのメンバーや、女優のジュリア・ロバーツなどの著名人も足を運んでいる。また、日本人の間でも評判がよく、日本からの出張者などの接待などにも利用されている。
 「エル・ファロ」では、スペイン北部に位置するガリシア地方の料理を中心に、スペイン全土の料理を提供。チーズやスパニッシュ・ソーセージなどをスペインから直輸入し、本場のスペイン料理を味わうことができる。アントレは40種類以上で、1品を数人でシェアをすることもできる。また、アペタイザーやおつまみとして食べることのできる、タパスは25種類以上。日本人好みの小料理で、いくつか料理を頼んで、違う味を少しずつ味わうこともでき、バラエティに富んだメニューで楽しませてくれる。スペイン料理ではお馴染みのパエリアが人気なのはもちろんのこと、タパスメニューのカニやエビをレッドペッパーで包み込んだシーフードサラダのピキオ・ペッパー(13・75ドル)は、あっさりしていて、飽きがこない。これからの春・夏シーズンにもぴったり。また、グリーンソースでムール貝、エビ、ホタテを煮込んだマリスカダ・ウィズ・グリーンソース(10・50ドル)も濃厚な味でお薦めのメニュー。
 そして、ドリンクは赤・白10種類のスパニッシュワインがあるのをはじめ、アメリカの小説家・詩人であるヘミングウェイが愛したとされる、「Marques De Riscal, Reserva, Rioja(マルケス・デ・リスカル・リザーバ・リオジャ)」などがあり、ワインも充実している。
 テイク・アウト・オーダーでも、高いクオリティを保ち、温かい料理をお客さんに味わってもらえるように心がけている。例えば、スパニッシュ・ソーセージのチョリソはスライスして、「あとは家で炒めるだけ」の状態にしての提供もできる。できたての料理をお客さんが食べられるように、こだわりを持っている。また、注文に合わせて、料理をアレンジし、きめ細かいサービスで柔軟に対応している。
 店内は老舗らしく、情緒ただよう落ち着いた雰囲気で、リラックスして食事を楽しむことができる。また、店内に響くスパニッシュ音楽も陽気でスペインを感じさせる。ゆったりとしたお洒落なレストランで、歴史を感じて、スペイン料理を味わうのも、風情があって奥深しく、なかなかいいものだ。

●お問い合わせ

el faro restaurant
823 Greenwich St
(Corner of Horatio St)
※Greenwich Aveと間違いやすいので、要注意
212-929-8210
火〜木:11:30am〜12:00am
土:11:30am〜1:00am
日:12:00pm〜12:00am
www.elfaronyc.com
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エル・ファロ
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