同性結婚、上院過半数が賛成 非公式の統計結果 – NJ州

 ニュージャージー州で17日、新会期の検討事項について議会が開かれ、主な議題のひとつである同性結婚合法化について、上院議員の過半数が賛成の立場を取っていることが、非公式の統計により明らかとなった。
 同州地方紙スター・レッジャーの統計によると、2010年に同法案が提示されて以来、すでに賛成の立場を取っている民主党上院議員13人に加え、その他共和党議員を含む6人が「賛成する」と回答。また3人の下院議員が「おそらく賛成するが、法案の詳細により検討する」と答えた。
 しかし、同法案に反対の姿勢を見せている同州のクリス・クリスティー知事の承認を得ることについては依然として困難と見られ、民主党では同氏の拒否権行使を退けるために必要な賛成票3分の2にはまだ達していないとのこと。
 上院多数党院内総務のロレッタ・ワインバーグ氏は同日の議会で、「州民の公民権を否定することは不名誉なこと。現職を務める限り、結婚平等法案導入を最優先させる」と強い意気込みを見せた。
 このほか議会では、最低賃金として時間給7・25ドルから8・50ドルへの引き上げに対する提案、またクリスティー知事の推奨する全所得者層を対象とした所得税10%低減案への反対意見などが出された。