バレンタインも終わり、まもなく3月ですね。日本では3月、4月は新社会人が企業に飛び立つ時期でもあります。今回は日常でも面接でも役立つ「アイコンタクト」の重要性についてです。
米国ではアイコンタクトは意思を伝える大変重要なツールであり、人と話をする際に目をそらすと不信感を与えかねませんね。日本ではもともとそこまで重要な要素ではなかったのですが、最近は目を見ることの重要性を米国並みに感じています。特に面接時、面接官の目を見ることができなければ、おそらく採用にはならないでしょう。
では、アイコンタクトのポイントは一体何でしょうか? ご一緒にレッスンしましょう。
【1対1で話をする場合】
ストライクゾーンの大切さ:相手の瞳を見ることが基本となります。ただし、瞳だけを見つめることも良いことですが、時間が経過するにつれ苦痛になってきたら、相手の両目と鎖骨の辺りを結ぶ逆三角形の内で視線を外しても良いでしょう。これをアイコンタクトの〝ストライクゾーン〞と言います。両目(瞳)を見るのは「大事なこと」「アピールしたいこと」「確認すること」がある時。それ以外の時には、時々スッとそのゾーン内に視線を落としても相手は気になりません。
【複数の人と話をする場合】
落ち着いて全員を見る余裕の大切さ:2人以上と話をする際には、全員の瞳を見る工夫が大切です。質問されたらメインの人にアイコンタクトを取るだけでなく、それ以外の面接官にもできるだけ視線を配る努力をします。その際にはストライクゾーンを意識するやり方とは違い、まんべんなくそれぞれ2、3秒間は瞳に止まるようにしましょう。そうすることで自信や余裕のあることを相手にアピールできますし、その場に同席している全員に良いイメージを持っていただけます。
人間は瞳の輝きから色々なことを判断できる力を持っています。やる気や自信のない弱い視線にならないように気をつけましょう。
BY mina
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有限会社ミナ・コーポレーション 代表取締役 長久保 美奈
㈱JAL国際線で世界21カ国をフライト後、米ワシントンD.Cで国際基準のマナーとコミュニケーションを習得。2003年より起業、接遇・ファーストクラスのマナーの指導を開始。現在年間での講演、研修は各法人企業、ホテル、医療、大学などで260回を超える。就職、面接のためのセミナーも毎回大盛況で時代のニーズに合った指導が好評を博す。ニューヨークでも年数回ビジネスマナー講座を開催。
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