ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は22日、同州政府の所有する中古物品を、オンラインオークションサイト大手eBay(イーベイ)で競売にかける意向を表明した。不必要な資産を処分し、管理費用の軽減を図ることが目的とされる。
クオモ氏は声明で、「政治運営の効率化を図るための取り組みの一環である」と述べた。
競売にかけられる予定とされるのは、コンピューターや携帯電話などの電子機器、事務用品から家具や車などの大型資産まで多岐にわたる。
販売開始は4月からで、州政府は新規に販売プラットフォームNYSSTORE(www.nysstore.com)を立ち上げる予定。
初回の販売時には497台の車両が売り出されるとのこと。販売予定の自動車には、フォード・トーラス64台、フォード・F—150トラック60台、シボレー・インパラ50台、ジープ・チェロキー36台、ホンダ・シビック35台などが含まれ、多くは2000年以降に製造されたものとされ、競売ではなく予め値段が設定された即売のものもあるという。
また乗用車以外に、ブルドーザーやベトナム戦争時代に使用された通信塔、環境保護庁がかつて使用していた緊急指揮本部車など、貴重な大型物品も販売される。