日本では桜前線が北上し、まもなく東北も開花宣言です。ニューヨークよりだいぶ遅いですね。さていよいよ10回目を迎える今回は、皆様に面接で活かしていただきたい電話でのアポイントメントの取り方についてご説明いたします。
【英語では】
①最初の名乗り “Hello, this is ○○○. “Hello, is this ×××company?” ②取り次ぎ依頼 “May I speak to Mr.○○○?/“Ms in the ×× section?” ③時間があるかどうかの確認“Could I speak to you for a minute?” という流れになり、相手のスケジュールを伺うことになります。例:“Could you manage next week?” など。
【日本語では】
①最初の名乗り 「はじめまして。私○○○と申します。御社の面接を受けさせていただきたいと思いましてお電話させていただきました」 ②取次ぎ依頼 「恐れ入りますが人事の△△さんをお願いできますでしょうか」→担当者が出たら「△△様、はじめまして。私○○○と申します。面接についてお伺いしたいのですが」 ③時間があるかどうかの確認 「ただ今お時間を少しいただけますでしょうか?」という流れになり、スケジュールを決定します。例:「はい。×日でございますね。ぜひ宜しくお願いします」など。
いずれも流れとしては同じです。一般的には先に履歴書を送り、先方から面接についての指示がある場合も多いので、こちらから直接電話をする機会ばかりとは限りません。ただ、丁寧な名乗りや相手の都合を伺うことなど、電話応対に必須な項目が多く含まれているため、日本ではこの時点ですでに面接が始まっていると考える方もいます。
また、これは営業でのアポイントメントの取り方とほとんど同じですから覚えておきましょう。日本語では電話をかける際に「○○○と申します」と名乗り、電話を受ける側は「○○○でございます」と言うのが普通です。尚、面接での名乗りも「申します」となります。
BY mina
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有限会社ミナ・コーポレーション 代表取締役 長久保 美奈
㈱JAL国際線で世界21カ国をフライト後、米ワシントンD.Cで国際基準のマナーとコミュニケーションを習得。2003年より起業、接遇・ファーストクラスのマナーの指導を開始。現在年間での講演、研修は各法人企業、ホテル、医療、大学などで260回を超える。就職、面接のためのセミナーも毎回大盛況で時代のニーズに合った指導が好評を博す。ニューヨークでも年数回ビジネスマナー講座を開催。
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