酩酊した女性を暴行 護衛装った男逮捕
ニューヨーク市警察庁(NYPD)は15日未明、マンハッタン区ウエストビレッジで、酩酊した女性に性的暴行を加え、現金を奪おうとしたとして、婦女暴行および恐喝罪などの容疑で、ブルックリン区在住のイバン・ラモス容疑者(22歳)を逮捕した。
事件は同日午前1時半ごろ、女性が近くのバーで友人らと飲食し、帰宅する際に発生した。酩酊状態でかばんを紛失した女性に、ラモス容疑者は「近所の護衛役」として自宅までエスコートすると近付いた。女性がデビットカードを所持していることに気付いた容疑者は現金を引き出すよう指示したが、偽りの暗証番号を教えられたために憤慨、女性を暗闇に連れ込み暴行を加えた。
被害女性の声を聞きつけた近隣住民が警察に通報、さらに現場から逃げ去るラモス容疑者を追跡し、逮捕に至った。
飲食店が数多くあるニューヨーク市では、人気のない夜道や地下鉄内で飲酒した女性を狙った悪質な性犯罪が多発しており、NYPDも夜間の女性の一人歩きには細心の注意を払うよう呼び掛けている。