汚染魚の摂食に要注意 NJ 身体への危害も
ニュージャージー州環境保護局(DEP)は先月、地元の海や川、湖の水質汚染が深刻であると指摘、個人が飲食を目的にこれらで釣りを行う場合、汚染魚の摂取に注意するよう、以下のガイドラインを発表した。
まず、ニュージャージー州全域で捕獲されたストライプドバスとブルーフィッシュは1カ月に1度、そしてアメリカウナギは3カ月に1度の摂取なら体に害を及ぼさないが、ロブスターのみそは危険である、という注意が喚起された。
そして、特定地域で捕れた高汚染度の魚に対しては、より厳しい基準による注意事項が付け加えられた。特にニューアークベイエリアで捕獲されたブルークラブやホワイトパーチは汚染度が非常に高いため、飲食用としては適さない。また、バウンドブルックエリアの湖で捕れた魚も危険と判断された。
DEPは、万一自分で釣った魚を食べる際には、ポリ塩化ビフェニル(PCB)やダイオキシン、水銀など汚染物質が溜まりやすく、身体への危害リスクが高いとされる脂身や骨の周辺部位を避けるよう促した。
こうした汚染物質を摂取することにより、がんや神経細胞破壊などの健康被害を招く恐れがあるため、特に子どもや妊婦が魚を食べる際には細心の注意が必要とした。