世界のサービス業者を格付けするアメリカン・アカデミー・オブ・ホスピタリティー・サイエンス(AAHS)がことし2月、食やもてなしなど各項目において世界最優良と認定したビジネスだけに贈る「6ツ星」の称号を、モダン日本食レストラン「MEGU」に与えた。日本食では初となる偉業を受け7日、マンハッタン区にあるMEGUトライベッカ店で記念式典が行われ、ミス・ユニバース、ミスUSAをはじめ、ハリウッド女優のアン・ハサウェイさんや各界の著名人らが出席し、同レストランの快挙を祝福した。
AAHS会長のジョセフ・チンクェ氏が同レストラン社長の横山公一氏を表彰し、続いてレストランのシグネチャーメニューである神戸牛の石焼ステーキ「KAGERO」がシェフにより披露され炎が上がると、会場からは歓声があがった。今回の受賞について横山氏は「店名の“恵”も意味するよう、日本食の繊細な味、おもてなしの精神がこのような結果となった」と喜びの胸中を語った。また、「日本が世界にアピールするひとつのきっかけになれば」とし、今後も独自の日本食を世界に紹介していきたいと意欲を見せた。
素材そのものの旨味を最大限に活かしたテイストと、美しいプレゼンテーションで食卓を彩るモダン・ジャパニーズを提供する同レストランは在米邦人だけでなく、非日系人にも広く愛されており、ニューヨーク屈指の人気店として知られている。マンハッタン区トライベッカとミッドタウンにある2店舗のほか、モスクワやニューデリー、ドーハにも店舗を構え、12月にはスイスのグシュタード、13年にはムンバイにも新店舗を展開することが決定している。詳細はウェブ(www.megurestaurants.com)を参照。