ニュージャージー州では、大統領バラク・オバマ氏(民主党)とニュージャージー州知事クリス・クリスティー氏(共和党)の支持率がいずれも50%超であることがこのほど、キニピアック大学による世論調査により明らかとなった。
同州在住の有権者1582人を対象に行った同調査によると、クリスティー氏の支持率は57%だったほか、オバマ氏は53%だった。ニュージャージー州ではクリスティー氏の人気がオバマ氏を上回っていると言える。だが、次期大統領候補に関する調査ではオバマ氏の支持率が49%だったのに対し、クリスティー氏が支持する共和党指名候補ミット・ロムニー氏の支持率は39%とオバマ氏を大幅に下回る結果となった。
また、同州で支持率の高いクリスティー氏が仮にロムニー氏を支える共和党副大統領候補になったとしても、オバマ氏の支持率は50%、ロムニー氏は42%のため、ロムニー氏はオバマ氏におよばない、という見解が有力だ。
さらに、ことし11月の選挙で全国区選出ニュージャージー州民主党上院議員ロバート・メネンデズ氏と、同氏の座を狙う同州選出共和党上院議員ジョゼフ・キリロス氏の戦いについては、現役のメネンデス氏の勝利が予測されている。だが、メネンデス氏が50%の確定票を得るまでは、同氏の予断は許されない状況にある。