高級車狙った窃盗相次ぐ 関与の14人一斉逮捕
ニューヨーク市内で、特定の高級車を狙った盗難事件が相次いで発生。ニューヨーク市警察庁(NYPD)は17日までに、犯行に関与した窃盗団のメンバー14人を一斉逮捕した。
窃盗団はニュージャージー州、フロリダ州、イリノイ州およびアフリカを拠点としており、ブルックリン区ウィリアムズバーグを中心にレクサス RX350/GX460/GX470やトヨタのヴェンザ、ハイランダー、セコイアなど特定のメーカー、モデルの車両だけを標的にしていた。これまでに少なくとも約180台が盗まれており、被害総額は100万ドル以上に上る。
盗難車は1台1万ドル~1万2000ドルでディーラーに引き取られ、アフリカで3倍の値段で売買されていた。犯行の手口は巧妙で、犯人はストーカーとなり、狙った車両の所有者の行動を事前に把握した上で、犯行に及んでいた。
NYPDのレイ・ケリー長官によると、市の車両窃盗被害は減少傾向にあり、前年同比は13%減だったほか、1990年と比較すると95%減となった。