ニューヨーク市議会議員のピーター・クー氏は、23日に行われたニューヨーク州都市交通局(MTA)運営委員会の公聴会で、ニューヨーク市内にある468カ所の全地下鉄駅における衛生度などの総合評価の表記義務付け案を提案した。
MTA運営委員会議長のジェームズ・バッカ氏は、「レストランに評価を与えたように、地下鉄駅でも清潔さ、ネズミの数、水質、ゴミ、落書きなどを基準に評価するべきだ」と述べ、同案を支持する意向を表明した。
それに対し、MTAはすでに定期的に区や路線ごとに衛生度調査を実施していると反論。さらに、MTAのジョセフ・ロータ総裁は、機関には駅に評価を表記する金銭的な余裕がないと強調した。