プライドウイークパレード  街が虹色に染まる同性婚合法化から1年

同性愛を象徴する虹色の旗を掲げアピールする2011年のパレード参加者ら(photo: Abe)

 同性愛者の権利向上と社会への理解を訴える「プライドウイーク」最終日にあたる24日正午から、マンハッタン区5番街で恒例のパレードが行われる。今回は昨年7月にニューヨーク州で同性婚が施行されて以来初の開催となるため、例年以上の盛り上がりを見せることになるだろう。

 同イベントを運営するへリテージ・オブ・プライドによると、ことしは州内外から300以上の同性愛支持団体が参加、観客を含め約170万人が同地に集結することが予想される。グランドマーシャルは、人気歌手のシンディ・ローパーさんのほか、州で初めて同性婚が認められた85歳と76歳の女性カップルらが務める。

 最新の国勢調査によると、ニューヨーク市では2000年に2万5906組だった同性カップルが、10年には3万2972組に急増。同性婚の合法化により、他州から同市に多くの人々が移り住む傾向にあるという。