アメリカに居ても日本人が帰り着くのは、やっぱり日本の居酒屋で食べたあの味、おいしいつまみをお供にぐっと飲むビール・酒だろう。〝日本人が求める味〟を追求した大衆居酒屋は仕事帰りや週末の外食、懇親会にもぴったり。季節のメニューも取り揃えた居酒屋「ドドンパ」でわいわい食事を楽しもう。
日本人の憩いの場 懐かしい故郷の味を再現
大都会の喧噪を忘れ、日本人がほっと一息できる大衆居酒屋「ドドンパ」が今年3月、ロウワーイーストにオープンした。店内に一歩足を踏み入れると、そこは賑わう田舎町の酒場を彷彿させるような、どこか懐かしい雰囲気が漂う。同店を「行きつけ」にする人も初めて来店する客も会話を弾ませ、大家族で食事をしているような感覚にさえなる。
その秘密は家庭的な味、酒に合うつまみがリーズナブルな価格、しかもボリューム満点で楽しめることにある。お好み焼きや麺類などはアメリカ人にも人気だが、名古屋出身のマネージャー兼シェフ、Kojiさんが特におすすめしたいのは名物の手羽先。しょうゆベースの味付けに胡椒の効いた風味がなんともたまらない。ビールにもぴったりで、一度食べたら病み付きになる。「またあの居酒屋で、あれが食べたい」と言わせる一品だ。
夏ならではの特別メニューも
暑い夏は、自家製のゴマだれをたっぷり絡めた特製冷やし中華が食欲をそそる。
Kojiさんは週に3回は自ら食材を調達し、旬の味わいを追求。これからは夏野菜をふんだんに使った夏ならではのメニューを日替わりで登場させる。野菜たっぷり、スタミナ満点のちゃんぽんもこの季節にいただきたい。
また、フルーツのほのかな甘みが爽やかなサングリアは女性にも人気。定番のワイン・サングリアだけでなく、日本酒でライチなどのフルーツを漬けた酒サングリアは特にこの夏おすすめしたい。甘すぎず清涼感溢れるすっきりとした口当たりで、日本酒が苦手な人にも食前酒、デザート酒にぴったり。ピッチャーで注文できるのでグループにも最適だ。ほか、ゆずサワーやチューハイなど爽快感あふれる日本で人気の高い酒も勢揃い。
もちろん、日本酒・焼酎も豊富に取り揃えているので男性も満足だ。リピーターも多いため、ボトルのキープも受け付けている。
店内にはニューヨークの時刻を示す時計と、針のない〝ドドンパ時計〟がある。「時間を忘れて楽しんで行ってほしい」と語るKojiさん。これからもニューヨークで自慢の味を伝え広め、「人との出会いが溢れる場」を営む。
■問い合わせ
◎居酒屋 ドドンパ
71 Clinton St(bet Stanton & Rivington St)
212-533-4781
営業時間:
火〜木:午後5時〜午前0時
金:午後5時〜午前3時、
土:午後5時〜午前3時、日:午後5時〜11時