ニューヨーク州都市交通局(MTA)は2013年に2900万ドルを投じ、市内全域のバスおよび地下鉄路線の増設や改良を行う意向を表明した。
MTA総裁のジョセフ・ロタ氏は、週末や夜間などの乗客数が昨今は著しく増加していることを受け、人々のニーズに応えられるよう尽力すると強調している。
この改良で特に恩恵を受けるのはバス利用者だ。MTAは新たに5つのバス路線を加えるほか、ブルックリン区レッドフックのB64を含む13路線を復活または延長する予定。さらに、2年前から廃止となっているブルックリン区ウィリアムズバーグとマンハッタン区ロウワーイーストサイドを結ぶB39が全線復活するだけでなく、それ以外の多くの路線も夜間や週末の便を増設することになる。
しかしバス利用者だけでなく、地下鉄G線の利用者にも恩恵がある。同線はチャーチ通り駅まで新たに5駅が加わり、延長工事が行われている。
MTAは来年1月に7.5%の料金引き上げを計画しているが、3月まで延期される可能性もあることを示唆している。
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