三重県鈴鹿市の中高生ら12人が、姉妹都市であるオハイオ州ベルフォンテン市と毎年行っている交流の一環で2日、米同時多発テロで倒壊した世界貿易センタービルの跡地「グラウンドゼロ」近くの消防署前に、平和の願いを込めて千羽鶴をくくり付けた。
鈴鹿市は毎年、青少年ベルフォンテン市派遣事業によって選出された三重県の中高生らをベルフォンテン市に派遣し、ホームステイを通して文化交流を図ってい る。今回は、ある生徒の提案で友人や地域が協力し約2千羽の折り鶴が集まった。折り鶴には、平和へのメッセージが書かれており、生徒らは「平和の尊さを日 本だけでなく米国にも伝えたかった」とし、テロ犠牲者へ哀悼の意を表した。