英五輪メダリストの父に逮捕歴 未成年者の保護責任遺棄で

 現在開催中のロンドン五輪で金メダルを獲得し脚光を浴びている米体操代表ガブリエル・ダグラスさん(16歳)の実父が、未成年の子どもの保護責任を遺棄したとして、ことし3月までに逮捕されていたことが、分かった。

 調べによると、父親のティモシー・ダグラスさんは空軍兵士でアフガニスタン戦争なども経験。数年前から一家に生活費を一切与えないなど、未成年者の保護責任を遺棄していた。

 ガブリエルさんら子ども4人を女手ひとつで育てた母親のナタリー・ホーキンスさんはことし初旬、破産宣告をしている。

 ティモシーさんは体操種目の競技期間中、ロンドンの会場に応援に駆け付けたが、ガブリエルさんが父親の入場を拒否。米国の各メディアに幼少期の苦労話や父親との関係についても吐露している。