米国赤十字社が9日、深刻な輸血用の血液不足を受け、マンハッタン区の主要駅グランドセントラルで特設ルームを設け、献血への協力を呼び掛けた。
米国ではことし、輸血用の血液が過去15年で最も不足しており、非常事態への不安が募っている。赤十字によると万事に備えるためには1日1万7000人分の血液が必要だという。どの型の血液も重宝するが、特にOマイナス、Oプラス、Aマイナス、Bマイナスが不足しているため、これらの献血を求めている。
同日、同地で献血したある男性は「自分も過去に大けがをして輸血で救われた。健康には何の影響もないので、ぜひ多くの人にも協力してもらいたい」と話す。
年齢は17歳以上(以下は要保護者許可)で体重が110ポンド以上である健康な人なら誰でも献血できるとのこと。