日本食レストラン、田舎家ニューヨークが11日、鮮魚卸売大手トゥルーワールド・フーズ協力のもと、完全養殖本まぐろ「天空まぐろ」の解体ショーを開催。同日は、ニューヨークの日本食店では初となる試みを一目見ようと多くのまぐろファンが駆け付け、次々と解体される豪快なパフォーマンスに釘付けとなった。
天空まぐろは、近畿大学が32年の歳月をかけクロマグロの完全養殖の技術を確立、その種苗を導入し生産会社 福吉魚類が育成、加工会社ブリミーが販売している。今回の解体ショーのため、熊本県天草より来米したブリミー工場長の濱敬吾氏は、生態系を崩さない地球環境に優しい天空まぐろの需要について「今後、世界でさらに高まっていくよう、引き続きがんばりたい」と抱負を語った。
解体ショーの後は、さばいたばかりの新鮮な天空まぐろを使った田舎家オリジナルメニューが振る舞われ、来店者らはすっきりした飲み口が特徴の日本酒「沢の鶴」とのペアリングなどを楽しんだ。
同店では8月末まで「天空まぐろフェア」を実施しており、17日、24日午後6時からも解体ショーを行う予定。
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