クイーンズ区フラッシングに、中国文化を学べるチャータースクール「ザ・ホール・エレファント・チャータースクール」の開校が検討されていることがこのほど、明らかとなった。実現すれば、ニューヨーク市初の中華系チャータースクールの誕生となる。
対象年齢は幼稚園から小学校5年生までで、州評議員委員会で認可されれば2013年に開校となる見通し。
プログラムには、鍼、武道、書道、漢方など中国が誇る伝統文化のほか、コンピューターサイエンスなどの科目も組み込まれ、東西融合型のチャータースクールになる予定。また、個人授業の導入も検討されている。
創設者らは丸暗記の勉強を廃止し、5000年の歴史を持つ中国の文化芸術や伝統を子どもちに伝えることで、全人格教育を行うことを主眼としている。食堂では公立学校並みの値段で、中華料理が提供される予定だ。フラッシング在住の児童なら誰でも入学できるが、中国からの移民で占められることが予想される。
先月、州内26の公立校がチャータースクールとして州評議員委員会に認可を申請。うち15校が同市からの申請となっている。