一般の部は最年少16歳が優勝 アマチュアゴルファー夏の祭典で

トーナメント終了後、集合写真に収まる参加者ら=3日(photo: ケーシー谷口)

一般部門の上位3選手。(左から高田 洋平 さん、井上 憲哉さん、中村 順 さん)=同

 「時には真剣勝負もいいものです」を合い言葉とする米国最大規模の日系アマチュアゴルフ大会「第37回AAベスト30チャリティーゴルフトーナメント」(ストロークプレー)が9月1日〜3日の日程で、ニュージャージー州のロイス・ブルックGCで開催された。期間中は曇り空が広がるあいにくの天気だったが、総勢 87人のゴルファーが熱戦を繰り広げるとともに交流を図るなど、ことしも盛況のうちに幕を閉じた。

 一般部門では、2年ぶり2度目の優勝を狙う高田洋平さんが2日目終了時点で2位に3打差をつけ首位を独走していたが、最終日にノースカロライナから参戦した井上憲哉さんに逆転を譲る形に。今大会で、16歳という史上最年少の優勝者が誕生した。

 シニア部門では、大坪寛房さんと接戦を繰り広げた後、橋本純一さんがトータル78の好スコアで優勝。レディース部門は、チョイ・ミッシェルさんがトータル82で制した。

 競技終了後には順位発表と閉会セレモニーが行われ、各部門の優勝者には記念の楯と、副賞としてタイトルスポンサーであるアメリカン航空(AA)の副田幹樹マネジャーより、アメリカ—東京間往復航空券が授与された。また、今大会で集まった収益金はすべて、ニューヨーク日系人会を通して東日本大震災の被災者支援に充てられることが決定している。