4日から、ニューヨーク市内を走行するタクシー(通称:イエローキャブ)の乗車料金が17%値上げとなった。2006年以来初の大幅値上げに、多くの利用客が憤りを感じているようだ。
ことし7月にタクシー・リムジン運営委員会(TLC)が承認した今回の値上げは、初乗り価格は2.50ドルを維持するものの、これまで0.2マイルに付き 40セントだった加算料金が50セントとなる。マンハッタン区からジョン・F・ケネディ国際空港までの一定料金も、45ドルから52ドルに引き上げられることになる。現時点では、新料金を車体に表示した車両のみが対象で、古いレートのままになっているタクシーは旧料金レートが適応される。
TLCのデビッド・ヤスキー委員長は、ガソリン価格の急騰や、昨今導入されたクレジットカード決済の手数料などがタクシー運転手を苦しめているため、今回の値上げは必須だったと説明している。