RELATED POST
ニューヨーク市内では墓地用の土地が不足しており、墓地購入が困難を極める状態となっている。
1838年に完成し、歴史的墓地として人気のブルックリン区グリーンウッド墓地は、478エーカーにすでに56万人が埋葬されており、新規の墓地用の土地は10年以内になくなると予想されている。
また、同区サイプレスヒル墓地のように、既存の墓と墓の間の約10フィートを新区画としたり、車道を墓地に造り変えて販売するなど限られた土地を最大限に使い、収容数を増やすよう努めている墓地もある。だが、このままでは土葬できなくなる日も近く、専門家らはニュージャージー州に墓地を買い求める人たちが急増すると予想している。
ニューヨーク市内に墓を購入することを希望する場合、地上に造られた霊廟内に棺を積み重ねる方式か、火葬かの選択を迫られそうだ。
同市だけでなく、墓地用の土地不足は世界各国でも深刻となっている。ニューヨーク市では、75年間以内に所有者と連絡が取れない墓地を買い戻し、再び販売できる法律があるほか、ロンドンでは古い墓を掘り返し、新たに埋葬する方法が一般的だ。また日本では、墓地管理費の支払いが3年〜5年滞納した場合、永代使用権が無効となる法律が設けられている。
RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
「世界一繁盛」のトレジョはNYのここ レジ数、従業員数は平均の3倍
-
NYの「トイレ難民」がさらに増加? スタバがトイレの無料開放を廃止
-
クイーンズ·リッジウッド、2年連続首位 NY市の「住みたい地区」トップ10
-
NYで最も家賃が高い地区は?「高級エリア」と「注目エリア」が全く異なる結果に
-
老朽化したミッドタウンが生まれ変わる、2032年に「新ポート・オーソリティ」が完全オープン
-
NYの名物料理厳選リスト 一度は食べておきたい味は?
-
新連載『夢みたニューヨーク、住んでみたら?』 Vol.5 アメリカには存在しない便利アイテム
-
スト長期化で価格上昇の懸念 港湾の供給網を寸断、品不足も
-
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも