ＯWＳ１周年で大規模デモ再 逮捕者120人超 「お誕生日おめでとう」の声も
訴えを託したプラカードを掲げるデモ参加者ら＝17日、ズコッティー公園(photo:Fukunaga)
反格差社会デモ「ウォール街を占拠せよ（ＯWＳ）」の開始から１年を迎えるにあたり、ニューヨーク市では15日から17日にかけ大規模デモや関連セミナーなどが行われた。17日は早朝からＯWＳの本拠地であるズコッティー公園周辺に多くの人が集まり、通勤ラッシュで込み合う金融街の交通が一時的にまひする状態に。この３日間のうちに、警察の制止に従わなかったなどとして、少なくても124人のデモ参加者が逮捕されている。
決起大会が行われたズコッティー公園やワシントンスクエア公園では、多くのデモ参加者が「お誕生日おめでとう。まだ開始からたった１年、腐敗した米国政府・金融機関が根本的に変わるまで永久的にデモを続けるぞ！」などと声を挙げ、今後も引き続き活動をしていくとして結束する姿が見受けられた。
昨年ニューヨークで勃発し全世界にまで波紋した同運動だが、最近は資金不足や警察の圧力などを受け活動は先細りしていた。
