全米で最も生活費がかかるのはマンハッタン区であることがこのほど、コミュニティー・経済調査委員会による例年の調査で判明した。
この調査では、全米300都市・地域を対象に、食料品、居住費、保健医療費、通勤費など60項目の価格を比較。その結果、マンハッタン区の生活費は全米平均値の2倍以上に上ることが分かった。また、2番目に高かったのがブルックリン区で、クイーンズ区は6位に食い込んだほか、近隣のコネチカット州スタンフォード市が7位と、上位7位のうち5地域がニューヨークエリアに集中していたことも判明した。
全米平均では、支出の29%が居住費に充てられており、マンハッタン区は他都市と比較して群を抜いて高額だったため、1位になったといえる。
また、クイーンズ区の居住費はマンハッタン区やブルックリン区と比較すると安価だが、食料品、公共料金、交通費などが割高だった。
全米3位はホノルル、4位はサンフランシスコ、5位はサンノゼと続いた。
一方で、最も生活費が安かったのは、テキサス州ハーリンゲンで、マンハッタン区の約3分の1だった。