8日朝、ニューヨーク州都市交通局(MTA)はマンハッタン区金融街で一部工事が進められているフルトン通り駅の入口をオープンした。これは総額14億ドルを投じる改修工事の一部で、同駅は2014年にフルトン通りトランジットセンターとして完全オープンする予定。
「ロウワーマンハッタンのグランドセントラル駅」と称される新トランジットセンターの主な特徴は、フルトン通りとブロードウェイの交差点に建設されるガラスのドーム型建物と、地下鉄10路線とパストレイン世界貿易センタービル跡駅をつなぐ地下鉄網。また、ペンシルベニア駅やグランドセントラル駅同様に、空調システムは中央の待ち合わせエリアと商業スペースのみに完備される予定となっている。
ニューヨーク州議会下院議長シェルドン・シルバー氏は新しく開口したウィリアムズ通りの広い入り口は、以前の暗く混雑しやすいフルトン通り駅と比べ「使い勝手が良い」と絶賛する。