MTA、4つの運賃値上げ案発表 利用者からは憤りの声も

 MTAは次のステップとして、来年9月11日までに、数年間にわたり修復工事を行っているコートランド通り駅のR線プラットフォームを開く予定。

 深刻な財政難に直面するMTAは8日、赤字埋め合わせ対策として、4つの運賃値上げプランを発表した。

 まず1つ目は、基本運賃は現行の2.25ドルに留めるが、1カ月乗り放題のメトロカードを119ドルに、1週間乗り放題を34ドルにそれぞれ値上げするというもの。

 2つ目の案も基本運賃は現行のままだが、1カ月のメトロカードを119ドルに値上げし、7%のボーナスライドを5%に低減する。

 残り2つの案に関しては基本運賃を2.50ドルに引き上げ、ボーナスライドの割合を低減または廃止するという内容となっている。

 だが、利用者の多くは「いずれの案が採用されても、生活が逼迫することには変わりない」として、憤りをあらわにしている。