ラガーディア空港への急行バス導入へ  最大40分の短縮

 ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長は12日、13年からラガーディア空港行きの急行バスに新たに3路線を導入する意向を発表した。

 11日夜、ニューヨーク市議会はクイーンズ区ジャクソンハイツにあるルネサンス・チャータースクールで市民集会を開き、3つの新路線を細かく吟味し決定した。新路線は移動時間が50%短縮され、最大40分速く空港に到着できるようになる。

 現在、ニューヨーク市内からラガーディア空港へ向かうバス路線は5本。うちハーレムを通るM60は交通渋滞の多い125丁目付近を通過するため減速を余儀なくされており、毎時2.7マイルの速度で走ることもあるという。さらに利用者も非常に多いことから、バス停で20分以上待った場合でも混雑のため乗車できないというケースも多発している。

 新路線の一つは125丁目とレキシントン通りの交差点から発着するM60番線で、空港までの所要時間は現在の32分から23分に大幅短縮される見通し。2つ目はクイーンズ区74丁目とルーズベルト通りの交差点発の便、3つ目はブロンクス区フォーダムプラザ発の便で、それぞれ14分と40分短縮されることになる。