ニューヨークにいながら、ヨーロッパを旅しているような優雅な時間が満喫できるとして人気を博す「キャッスル・オン・ザ・ハドソン(Castle on the Hudson)」。今回は、ニューヨーク市郊外タリータウンの小高い丘にたたずむオーベルジュの魅力に迫る。
NY市から約1時間
オーベルジュで優雅なひとときを
ショッピングに海外旅行、スキーツアーなど、年末年始のホリデーシーズンの楽しみ方は千差万別。だが、遠出するにはなかなか時間が確保できないという人におすすめしたいのが、本格フレンチレストランを兼ね備えたオーベルジュ「キャッスル・オン・ザ・ハドソン」へのプチ旅行。
同ホテルは、ハドソン川を望む緑豊かなニューヨーク州タリータウンの丘上に建てられた築100年以上の古城を改装しており、エントランスをくぐればそこはまるで夢の世界。当時のまま残された石造りの城壁やノルマン様式の塔、中世ヨーロッパを彷彿させる華やかな内装が長い歴史とロマンを物語る。
広い敷地内には、1897年に建てられた古城と近年増築された宿泊施設が並ぶ。古城に全6室あるスイートルームはあらゆる贅を尽くしており、まさに〝極上空間〟という表現がぴったり。特別な日を祝したり、大切なゲストをもてなす際に最適だ。また、開放感溢れる広々としたデラックスルーム(21室)は行き届いたきめ細かなサービスが魅力となっている。
またニューヨーカーが憧れる州屈指のチャペルでの挙式も大人気。さらにシーズンにはプールサイドでの食事も楽しめるなど、日帰りや1泊のプチ旅行でも思い切り羽を伸ばしてリラックスすることができる。
〝癒しの場〟として、地元ニューヨーカーを始め多くの人々に愛されている同ホテルはさらなる充実を目指し、2013年1月2日より改装工事を実施することを決定した。新たにスパ棟も加え、5月1日にリニューアルオープンすると発表。生まれ変わる〝新生キャッスル・オン・ザ・ハドソン〟から、今後もますます目が離せなくなりそうだ。
日本人シェフによる本格フレンチに舌鼓
数ある魅力のなかでも、特筆すべきはやはりフランスの名だたるレストランで腕を磨いた武井智春氏がエグゼクティブシェフを務める本格フレンチ「エクイス(Equus)」での食事。良質素材にこだわるからこそ、素材本来の味を引き出す〝引き算の料理〟を貫く同氏が手掛ける品々は、どれも舌を喜ばせる絶品ばかり。色彩豊かなビジュアルプレゼンテーションも、ここでしか堪能できない究極の贅沢と言っても過言ではない。
宿泊客だけでなく、武井氏の織りなす本格フレンチのランチやディナーを目当てに訪れる利用客も少なくない。ワインディナーをはじめ、食にまつわる各種イベントも随時開催しているので、気軽に足を運んでみたい。
楽しみ方はあなた次第。今年の冬は、自然豊かな〝楽園〟で、優雅なバケーションはいかがだろう。
お勧め宿泊プラン
◆Getaway Package(2名一泊)
平日: 512.40ドル〜
週末: 606.40ドル〜
宿泊、4コースディナー、朝食付
◆Spa Package(2名一泊)
平日: 1121.40ドル〜
週末: 1212.00ドル〜
■問い合わせ
◎Castle on the Hudson
400 Benedict Ave, Tarrytown, NY
914-631-1980
www.castleonthehudson.com