米コーヒーチェーン最大手スターバックスは3日からごみ削減対策の一環として、再利用できるプラスチック製カップの販売を、北米およびカナダの各店で開始した。
再利用カップのデザインは、従来使われている同社のロゴが刻印された紙製のものと同様。サイズはトールとグランデの2種類(いずれも各1ドル)で、カップ利用者は飲料を10セント引きで購入することができる。
同社は昨年10月から、エコフレンドリーであるこの試みを太平洋岸北西部にある約600店舗で試験的に実施したが、11月のプラスチック製カップの利用率が前年同時期比26%増と大幅増を記録するなど、多くの米国市民がエコへの関心が高いということが立証できたため、本格導入に踏み切った。
以前から、再利用できるマイカップやタンブラーを持参した顧客には同様の割引サービスを提供していたが、同社のロゴが入り、尚かつ1ドルという安価なプラスチック製カップの販売開始で、これまで以上に環境を配慮した同社のプロジェクトへの参加者を集められると期待を寄せる。
同社は2015年までに店頭リサイクルを全店舗で展開するという目標を立てており、これまでにもカップやカップスリーブ 、ストローなど、さまざまなパッケージの繊維含有量の見直しや改善を度々行なっている。