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ニューヨーク市の交通機関利用者を支援する市民団体、ストラップハンガーズ・キャンペーンは3日、2012年に起きたニューヨーク州都市交通局( 通称MTA )が運営する交通機関関連の出来事のベスト10とワースト10のランキングを発表した。
市民の中で最も良い記憶として残っているのは、10月末に米東部を襲ったハリケーン「サンディ」によって地下鉄網が冠水するなどの甚大な被害をったMTAがその後驚異的なスピードで交通機関機能を回復させたことで
ある。
ほかにランキングの上位を占めたのは、バスや地下鉄の利便性を向上させた出来事で、急行バスサービスの路拡大や電車の到着時刻を把握するスマートフォンの試作アプリの登場などが挙げられている。
反対に最も悪い記憶として残ったのは、「サンディ」の直撃。一時は市内の全交通機関がマヒし、約50億ドルの被害総額が残され、未だにブルックリン区のロッカウェーでは地下鉄システムは復旧されていない。
ほかにはMTA総裁のジョセフ・ロタ氏の辞任、3月1日より実施される運賃値上げの決定などがランクインした。
ストラップハンガーズ・キャンペーンのジーン・ルシアノフ氏は2012年を振り返り、「騒動の多い混乱した一年」と表現した。一方、MTAのスポークスマン、ケビン・オルリッツ氏はこのランキング発表に対し、「我々が過去数年間で市内の交通機能を改善してきたことを示してもらい、満足している」と述べている。
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