昨年12月に、爆発物および銃身の短い散弾銃所持の疑いで逮捕された男が、グリニッジ・ビレッジのシンボルの一つ、ワシントンスクエアパークのアーチの爆破を企てていたことを複数の人が証言していることが、ニューヨーク市警察庁(NYPD)の捜査によって判明した。
NYPDはエアロン・グリーン容疑者(31歳)の交際相手、モルガン・グリードマン容疑者にかかった重窃盗罪の逮捕令状により同容疑者の住むマンハッタンのアパートの一室を捜索したところ、プラスチック容器に入った7グラムの爆薬と共に爆発物や爆弾作成マニュアルを発見し、逮捕に至った。
NYPDの首席広報官、ポール・ブラウン氏がCNNに伝えた内容によると、その後の情報部の刑事巡査による捜査の中で、「容疑者の知り合いが容疑者との会話の中で、ワシントンスクエアパークのアーチを爆破するために爆弾を作成しているという発言を聞いた」と証言。
このほか、同公園内や容疑者のアパートの一室で「少量の爆薬を用いて爆破実験を行ったのを目撃した」という証言も得ている。
また、グリーン容疑者が複数の銃を譲渡したというオレンジバーグ在住の元刑務官で薬物の違法所持および職務放棄で裁判にかけられているダニエル・ウィッテーカー(33歳)の自宅からは、同容疑者が書いた手紙が複数発見された。その中には「殺す」「皆殺しにする」と書かれた紙もあった。
グリーン容疑者は交際相手と共に1月29日にマンハッタン内の法廷に召喚され、罪状認否をする予定。