ニューヨーク市タクシー&リムジン委員会(TLC)は2月15日より、スマートフォンで近くを走行するタクシーを呼ぶことができるアプリ「e-hail」を試験的に一年間導入する予定。利用者は4つの専用アプリから選択することができる。
この4つのアプリは、Hailo、Uber、Taxi Magic、Get Taxiと呼ばれ、基本的な使用手順はほとんど変わらない。スマートフォンに搭載されているGPS(グローバル・ポジショニング・システム)または住所を入力することにより利用者の位置を把握させ、近くを走るタクシーを画面に映し出し、選択したタクシーが迎えに来るというシステム。
1回タクシーを呼ぶごとの料金は大体1.50ドルで、ピーク時は加算される。
【Hailo】 ロンドン、東京、トロント、ボストンなど、すでに世界中の都市で使用されている。自動支払い機能を搭載しているため、乗客は目的地に着いたらすぐにタクシーから降車することができる。
【Uber】 ロサンゼルスやシカゴなどの全米の各都市で使用され、ニューヨークではハイヤーサービスのe-hailシステムを提供しているため、タクシーが見つからない時はハイヤーを呼ぶことができる。
【Taxi Magic】 すでに4年の実績があり、51もの米都市で使用されている。時間を指定をしてタクシーを呼ぶことができる。
【Get Taxi】 ロンドン、モスクワ、イスラエルといった各都市で使用され、タクシーを呼び寄せる際に距離や到着予定時間を把握することができる。またドライバーを格付けし、過去の乗車歴を記録でき、唯一ブラックベリーでも利用できるのも特徴である。