昨年10月末にニューヨーク州を含む米東部を襲ったハリケーン「サンディ」の被災地復興支援の一環として、地元の醸造所が協力して開発したサンディ被災地復興ビール「Surge Protector IPA」が22日より、ニューヨーク市内各地で発売開始となった。
今回プロジェクトに参加したのは、ブラインド・バット・ブルワリーやブルーポイント・ブルーイング・カンパニーなど、ロングアイランド周辺を拠点とする8カ所。ビールの原料を持ち合わせたほか、ボトルラベルのデザインなどもすべて共同製作した。
22日よりニューヨーク市内の飲食店を中心に販売され、収益金はすべて被災地の復興支援活動を行う非営利団体ロングアイランドケアおよび、甚大な被害を受けた醸造所バリアー・ブルーイング・カンパニーに寄付される。
同醸造所の共同創設者クレイグ・フライマーク氏は「助けが必要な時に、多くの同業他社が力になってくれたことに感謝したい」と謝意を述べたほか、「今後もロングアイランド発のおいしいビールをみなさんに提供していきたい」と語った。
今回の復興ビールプロジェクト以外にも、ニュージャージー州のフライング・フィッシュ・ブルーイング・カンパニーが「FU Sandyビール」と銘打ったチャリティービールを製造しており、来月から同州およびフィラデルフィアで発売する予定。