全世界で3万8000店舗を有するファストフード最大手のサンドウィッチチェーン、サブウェイの人気商品「ワンフット・サンドウィッチ」の長さが1フット(12インチ、30.48センチ)に満たないのでは、という疑惑が浮上し、物議を醸している。
一連の騒動は、オーストラリア在住の男性がチェーンのフェイスブック・ファンページ上に本来12インチであるはずのサンドウィッチの真横に巻き尺を並べ、11インチしかないことを証明する写真を載せたことがきっかけで話題となった。その後、10万人以上のフェイスブックユーザーが批判のコメントを書き込んだり、同様の写真を投稿する事態となった。
これを受け、米紙ニューヨークポストが独自で行った調査によると、12インチに満たないワンフット・サンドウィッチは7分の4の確率だった。同紙は焼いたパンは縮む傾向にあるため、規定サイズを満たさなかったものの大半はオーブンで焼くホットサンドだったと補足している。
1980万人のファンを有する同チェーンのフェイスブックページ上からは既に写真が削除されているが、同社広報は同社が削除した訳ではないと説明している。
また同社は、サンドウィッチのパンは各店舗で焼かれているため、細かい手順に従われていない可能性を示唆しており、「今後はどの店舗でも同じ品質を維持できるよう、再度徹底的な見直しと指導を行っていく」と発表している。
昨今はソーシャルメディアの発達により、企業に対する批判や情報流出が数秒のうちに全世界に広まることが可能となっている。今後企業はあらゆる面で注意していく必要があるようだ。