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ニューヨーク市警察庁(NYPD)のレイ・ケリー長官は23日、銃の違法所持および関連事件の撲滅を目指し、同市で新たな銃器探知機を試用導入した旨を発表した。
同機は空港で使用されている金属探知機と同様の技術が用いられており、放射線を利用して衣類の下などに隠された銃でも探知できる。
NYPDは昨年より、不審人物に対し身体検査を含む職務質問「ストップ・アンド・フリスク(Stop and frisk)政策」を取り入れているが、同政策の批評家らは新探知機がさらなる人種差別を引き起こす可能性を示唆している。
特にストップ・アンド・フリスク政策同様に、対象が非白人に偏ってしまうことや、鍵や携帯電話などが誤って銃と探知されることなどを懸念している。
憲法権利センターのダリウス・チャルニー氏は、「新探知機の導入が、物議を醸しているストップ・アンド・フリスクよりも良い政策になるか、またもや公民権や市民の自由が奪われる大失敗に終わるのか」と懐疑的な意見を示している。
ロンドン警察はすでに新銃器探知機を採用しており、今回のNYPDへの導入にも協力した。ケリー氏は、ロンドンでの奏功を参考に、本格導入へ向け「今後しばらくは様子を伺う」としている。
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