メルセデス・ベンツ主催の「ニューヨーク・ファッション・ウイーク2013秋冬コレクション」が7日、いよいよ開幕。14日までの期間中、世界の一流ブランドや新進気鋭ブランドが競って新作コレクションを発表する。
初日の7日には、日本を代表するドレスデザイナー、庄司正さんによるブランド「TADASHI SHOJI」のランウェーショーが、マンハッタン区のリンカーンセンターで行われた。
今コレクションは18〜19世紀の激動を生き抜いたロシア帝国の貴婦人からインスピレーションを得たと言い、ひとつずつ丁寧に仕立てたレースや滑らかなベルベット素材をふんだんに使った艶やかなものが揃った。
ショーには中国の人気女優、ミュウミュウさんや、モデルでウオーキングコーチのJ・アレクサンダーさんら著名人も駆け付け、華やかな“TADASHI SHOJIワールド”を堪能した。
ファッションウイークは14日まで開催。さまざまな関連イベントが行われるなど、期間中はニューヨークの街がファッション一色に染まる。
「靴の祭典」に独創的な150点 新進気鋭の日本人デザイナーも
いよいよ開幕した「ニューヨーク・ファッション・ウイーク」。今回も世界の300ブランドが、秋冬の新作コレクションを披露する。
同祭典に併せ、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)のミュージアムでは8日から4月13日まで、「Shoe Obsession(靴への執着)」が開催されている。
同展には、世の女性を魅了して止まない数々の靴の中から、今世紀を代表する独創的な150点が一堂に集められた。シャネルやグッチ、ディオールなどの一流ブランドのみならず、今をときめくセレブ御用達のマノロ・ブラニク、クリスチャン・ルブタンとともに、日本人デザイナーの串野真也さんと舘鼻則孝さんの作品も展示されている。
7日に行われたプレスレビューに出席した串野さんは、「誰もの中に理由もなくある断片的な記憶が、ふっとインスピレーションになる」と言い、靴を作る時には「常に『震えるような高揚する気持ち』を何よりも大切にしたい」と話す。
串野さんの作品には人毛、鹿の角、天然石など斬新なアイテムがふんだんに使われている。「履けるかどうかという視点ではなく、美しいものを欲する強い気持ちを、普通に暮らしている人が持ち合わせているニューヨークは、自分ととても近い気がする」と語る京都在住の同氏が、ここニューヨークで活躍する日も近い気がする。
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