スタイロフォーム製容器の使用禁止に? 超健康志向のNY市の次なる提案


 ニューヨーク市当局が、飲食店のテイクアウト用ボックスなどとして使用され、リサイクルが困難であるスタイロフォーム製容器の使用を禁止する可能性が浮上している。
 地方紙メトロが同市衛生局職員から得た情報によると、同局は市内におけるスタイロフォームを含む容器の使用禁止規制案を近く議会に提案する予定とのこと。

 マイケル・ブルームバーグ市長の広報担当者ジョン・マッカーシー氏は、「再利用できない廃棄物を減らす術を常に模索している」と述べ、市当局が新規制を後押ししている姿勢を示した。
 市議会は、以前にも飲食店などでのスタイロフォーム製容器の使用を禁止する法案を検討していたが実現しなかった。

 同市は2010年に「トレーレス・チューズデイ」という日を設け、毎日推定83万枚が廃棄されるスタイロフォーム製の容器の代わりに、リサイクルできる紙製のものを用意した過去もある。

 新規制が実施されれば、11年に施行された公共の場所での禁煙条例、来月より実施される飲食店や映画館などでの特大サイズの加糖飲料の販売禁止に続き、関連産業に大きな影響を及ぼすことになりそうだ。