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ブルックリン植物園に対する日米桜寄贈100周年に際する外務大臣表彰が2月19日、在ニューヨーク日本国総領事公邸で行われた。長きにわたり、日本の象徴である「桜」を愛でる文化をニューヨークに紹介、対日理解に貢献した。
表彰式に参列した同園園長のスコット・メドバリー氏は、「米国と日本の長年の良い関係において、桜は重要な役割を果たしてきた。今ではその桜を中心に、生け花、茶道、太鼓、日本舞踊といった伝統的な文化にマンガという新しい文化までもが加わり、『桜祭り』はますます盛り上がっている」と述べた。
同園会員でブルックリン区在住のリチャード・レイベン氏は、「週末の午後、散歩するのは至福の時。特に桜の季節は、それはそれは美しい」とその魅力を語り、レイベン夫人は「18歳になる息子は、盆栽を15鉢も大切に育てている」と笑った。
同植物園にはC.V.スター盆栽博物館もあり、米国国内に5〜6人しかいないという盆栽キュレーターのひとり、ジュリアン・ヴェラスコ氏は園内で400鉢の盆栽の世話をしている。「実は、桜の盆栽も3鉢ある。盆栽は小さな世界だけれどアートであり、サイエンスであり、全てが詰まった宇宙のよう」とその魅力について語り、「4月には、多くの人にぜひ桜の盆栽も見に来て欲しい」と述べた。
同植物園は1910年に創立され、15年には日本庭園が完成した。21年に最初の桜の植樹が行われ、今では42種類220本以上を数える。毎年4月下旬に開催される「桜祭り」は本年で32回目を迎え、例年2日間で5万人以上が来場。ニューヨークとその近郊で最大規模の日本関連行事となっている。
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