全世界で大人気の米電子機器大手アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」やタブレット型多機能端末「iPad(アイパッド)」だが、ニューヨーク市内ではこれらの盗難被害が急増している。元窃盗犯が米大手放送局NBC4の番組に出演し、窃盗方法などについて語り、話題となっている。
今回インタビューに応じた元窃盗犯は過去にアイフォーンを20台以上盗んだことを打ち明け、現在は身元情報を伏せたまま警察に協力をしている。
また、ターゲットにしやすいのは抵抗力の弱い年配の女性で、所持品から目を離した隙に奪うことが多いと話す。また混雑する服飾店のフィッティングルームに入り、隣の個室に入って急増するスマートフォンの盗難被害
いる客のポケットやかばんから盗む手法もよく利用していたとする。さらに、周囲の人に怪しま れないよう、スーツを着用するなど服装にも注意しているとのこと。
例えば、盗んだアップル製品がアイフォーンであれば、闇市場で現金300ドルで売ることができる。犯行に及んだ直後に携帯電話の電源を切れば、GPS受信機能が働かないため、被害者に捜索される心配もないという。
「窃盗犯はアイフォーンを何気なく手に持ち、 他のことに気を取られている人を標的にする傾向がある」と元窃盗犯は述べ、「携帯電話を取り出す前に、周りを注意深く見た方が良い」とニューヨーカーに注意を促している。