米連邦鉄道局(FRA)が提案している、ボストン—ニューヨーク—ワシントンD.C.間をつなぐ北東回廊線「ノース・イースト・コリドー」の鉄道サービス向上計画の中に、2040年までに時速220マイルの高速鉄道列車を導入する案が含まれていることがこのほど、明らかとなった。
同案は、457マイルにおよぶ米北東部の最重要鉄道区間の旅客サービスを改善するために投じられた15の提案のひとつ。関係筋によると、同列車はニューヨーク州ロングアイランドとコネティカット州間にあるロングアイランド湾を縦断するため、同提案が実現すればニューヨークからボストンまで約2時間で移動できる日が来るかもしれないという。
終日混雑するニューヨーク市のペンシルべニア駅を毎日利用するという男性は、「イタリアの高速鉄道のように、都市間を時速数百マイルで移動できるとは素晴らしい」と同案を絶賛した。
FRA関係者は来週にも、コネティカット州ニューヘブン、ニュージャージー州ニューアーク、ワシントンD.C.の3都市で会議を開き、ノース・イースト・コリドーの開発計画をさらに練り、2015年までに最終案を決定する予定。