ニューヨーク市交通局(DOT)は8日、バイクシェアリング・プログラム「Citi Bike(シティバイク)」を5月に始動することを発表し、ブルックリン区のベッドフォード・スタイブサント地区に最初のシェアステーションを設置した。
同プログラムは昨夏に開始予定だったが、プログラムを運営する主要な会社2社の対立や、米東部を襲ったハリケーン「サンディ」の影響で幾度も先送りにされてきた。
DOT関係者によると、シェアステーションは今後5週間かけて293カ所に設置し、5月の始動までに600カ所で1万台の自転車の導入を目指すという。
利用料金は、45分までは無料で自転車を使用できる年間パス(95ドル)のほか、30分まで無料で以降30分ごとに料金が加算されていく1日パス(9.95ドル)と7日間パス(25ドル)の3種類が用意される。16歳以上なら誰でも利用でき、借りたステーションと異なるステーションに返却することも認められている。
使用する自動バイクはソーラーパワーで稼働するもので、シェアステーションの充電機材を利用すれば数時間で充電が完了する。
4月21日にはユニオンスクエアでバイクシェアリング初のデモンストレーションが行われるほか、5月3日、4日にはロウワーイーストのピア36でも同様のイベントが実施される予定。