ニューヨーク州のウエストチェスター郡、パットナム郡、ロックランド郡、オレンジ郡の2013年第1四半期の住宅売買取引の成立は2263件で、前年同時期比8%増となったことがこのほど、ハドソン・ゲートウェイ不動産業者協会(HGAR)の報告書により明らかとなった。
これによると、ウエストチェスター郡の一戸建て住宅の平均販売価格は51万5000ドル、パットナム郡は28万6500ドルで、それぞれ前年比2%増となった。一方、ロックランド郡は35万8000ドルで前年比3.8%減となった。
スカースデール郡やブロンクスヴィル郡で取り引きを行う不動産業の専門家ジョナサン・ラーナー氏は、「我々が求めているのは、市場の安定化とゆったりとした成長。これが実現すれば、より多くの住宅売却者と購入者が決断しやすくなる」と報告書の結果を歓迎した。
ウエストチェスター郡北部に所有する一戸立て住宅を売却し、より大きな住宅の購入を希望するある夫妻は、「今は誰も家を売ろうとしないが今後、より多くの売却希望者が出てくることを願う。利子率が下がっている今、行動するのが賢明」と意欲を示している。
同郡の第1四半期の住宅販売の合計売上高は前年比7%増、ロックランド郡が5%増、パットナム郡が2%増だった。