ボストンの爆破テロを受け、11月に開催予定のニューヨーク・シティ・マラソンを主催するニューヨーク・ロードランナーズ(NYRR)は、安全対策を一層強化する旨を表明した。
NYRRのメアリー・ウィッテンバーグ会長は、「市当局と警察庁(NYPD)と連携し、ランナーの安全を最優先するよう努める」との声明を出した。
また同氏は、「マラソンは人間の強い精神力が感じられ、都市や街の住民が一体になれる素晴らしいスポーツ。今回の事件は、われわれランナーにとって痛恨の極み」と語った。
世界最大規模を誇るニューヨーク・シティ・マラソンは11月3日に開催される予定で、世界中から4万人のランナーやサポーターが集う見込み。また5月18日には、1万5000人の参加者が見込まれるNYRR主催のブルックリン・ハーフマラソンも実施される。
ボストン・マラソンに続く国際大会では、4月21日のロンドン・マラソンがあるが、同主催者は安全対策や警備体制を見直し、予定通り開催することを明らかにしている。