NY育英学園 体験を通して学ぶ春の特別授業

 NY育英学園全日制部門(NJ州イングルウッドクリフス/岡本徹学園長)小学部では4月8日、9日の両日、外部から講師を招き、日頃の授業では得られないさまざまな体験から学ぶ「春の特別授業」が行われた。

 初日はジャパニーズ・フォークダンス・インスティテュート・オブ・ニューヨーク(鈴木百ディレクター)の講師4人を招き、日本の「踊り」について学習。「花笠踊り」「八木節」などに挑戦した。
 まず紙皿と紅花用クラフト用紙を使って花笠を作り、完成後は手作りの花笠を手に踊りに挑戦。最初は日本の踊り独特の動きに戸惑いを見せていた子ども達も、練習を重ねるうちに動きがスムーズになった。最後には全員が輪になり、元気に「ヤッショーマカショッ!」の掛け声とともに見事に踊ることができるようになった。

 2日目は朝日新聞の国際部記者である三浦英之氏を招き、「東日本大震災」についての講演会が行なわれた。同氏は「南三陸日記」(朝日新聞出版)の著者であり、東日本大震災発生後、現地に長期間滞在して最前線で取材を行ってきたジャーナリスト。講演会では映像を使って津波の恐ろしさやその被害、地震が起こった際の対処法、被災地の現状などについて子ども達に分かりやすく説明をした。講演後はグループに分かれ、同氏の助言のもと、講演会を聴いて「感じたこと」「思ったこと」「今からでもできること」をテーマに壁新聞を作った。

「東日本大震災」についての講演会


花笠踊り