ローカル情報を提供するパッチ・ドット・コムはこのほど、ニューヨーク州内のスーパーマーケットや精肉店など食品小売店の衛生検査結果を検索できるオンライン地図を作成した。
食品小売店は通常、飲食店のように検査評価を店舗の入り口付近に掲示するよう義務付けられていないため、衛生状態を把握するのは難しい。同地図は、ニューヨーク州農業市場局が所有しているデータを参考に作成されたため、信憑性が高い。
違反レベルは、健康上の被害がない「軽度の違反」と、健康を害する恐れがある「重度の違反」の2つに分けられている。なお、重度の違反をひとつでも犯せば、検査不合格となる。
例えば、最近日本の若者にも人気のあるブルックリン区ベッドフォード・スタイブサントでは、今回検査した522店舗のうち30店舗が不合格となったほか、87店舗が昨年の検査に引っ掛かっていた。原因はネズミなどの害獣が多くを占めた。
同区で最もひどい結果を出したのは、コブルヒルにある食品チェーン店メット・フーズで、1999年以来12回以上、不合格となっている。原因は、ネズミ、ゴキブリ、肉処理場の肉切断機の不十分な衛生管理など。
一方、最も衛生的な地区は、103店舗中1店舗のみ不合格となったパークスロープだった。