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米高級アパレル大手ポロ・ラルフローレンの幹部が、製品の通関手続きに便宜を図らせる目的で、アルゼンチンの税関職員に賄賂を渡していたことが判明した。連邦当局によれば、同社は贈賄の事実を認め、追訴延期に同意している。これにより同社には、総額160万ドル以上の罰金の支払いが命じられた。
賄賂を渡していたのは同社アルゼンチン支部のジェネラルマネジャー。米国とアルゼンチンの二重国籍を保持しており、氏名は明らかにされていない。
贈賄は5年間以上にわたり、通関検査の速度を速める目的で行われていた。賄賂を受け取った税関職員らは、同社に対して通関に必要な書類の提出を免除していたほか、輸出入が禁止されている物品を見逃すよう通関検査官に指示しており、検査が一切行われないこともあったという。
連邦当局は、ラルフローレン社が捜査に全面的に協力したことから、幹部らへの個人的な責任追及は行わない。発表によれば、同社は倫理教育と賄賂撲滅教育のためのトレーニングなどを含む幅広い改革措置の導入計画を当局に提出したほか、罰金の支払いにも同意しているという。
ラルフローレン社からは、公式コメントは発表されていない。
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